先日、相続税対策のご相談があったお客様にお会いしてきました。 お客様は賃貸不動産を複数お持ちで、顧問の税理士さんの助言により所得税の節税や相続税対策のため、既に不動産管理会社を設立されておられるとのことでした。 詳しいお話を伺うと「バブル時代に銀行の勧めで相続税対策に借金をしてマンション経営を始めたが、思う通りの結果にならず後悔している」とのことでした。 顧問の税理士さんがおられるお客様ですが、なぜ税理士長嶋にご相談されたのでしょうか。 【相続税対策にマンション経営は失敗だった】 お客様から更に詳しい事情を伺うと、次のようなことにお困りでした。 (1)マンション建築から20年が過ぎたことで減価償却費が少なくなり、所得税の負担が大きくなっている (2)家賃収入により相続税の納税資金を貯めていく予定だったが、所得税の負担が大きいため相続税の納税資金が計画通りに貯まらない (3)バブル時代に建築したマンションであるため建築費用が高額であることから、借金の金額も大きくなっており現在でも多額の借金が残っている (4)家賃収入から借金返済をしているが借金返済が大きいため、手許には現金がそれほど残らない (5)もし、今すぐに相続があった場合、土地を売却して相続税を払うことになるだろう (6)しかし、売る土地は他に何もなく、自宅を手放すしか方法はない (7)顧問の税理士さんは、自分たちの悩みを解決する提案をしてくれない お客様は、次のようなことをおっしゃいました。 「相続税対策に借金をしたマンション経営は失敗だったかもしれない」 【他の相続税の専門家とはまったく違う】 お客様は上記のような悩みを抱えておられました。 そんな中、税理士長嶋のホームページをご覧になりました。 税理士長嶋のホームページやブログだけが、相続税対策について書かれていることが他の相続税の専門家とはまったく違うと感じられ、お問い合わせをいただきました。 特に、次のことに共感されたそうです。 「30年前のバブル時代に流行した相続税対策をいつまで続けますか?」 【今まで信じてきた相続税対策そのものに問題があったのではないか?】 お客様の家系は、先祖代々にわたっての大地主です。 そのため、自宅を売却して相続税を払うことは考えられないというお考えでした。 ところが、今現実に起こっている事は、相続税の納税のために自宅を売却する可能性があるということ。 お客様はこのような現実を受け止めると、今まで信じてきた相続税対策そのものに問題があったのではないかと考えるようになったそうです。 税理士長嶋が考える「資産を守る」という価値観にとても共感されたそうです。 お客様がお困りになっていることを解決するために、お手伝いをしていきたいと思います。 【相続税対策参考ブログ】 ・相続税対策に不動産の有効活用は本当に効果があったのか? ・相続税対策にアパートを建てると本当に節税になるのか?(2016/09/27) ・相続税対策を手段ではなく目的にすると失敗する(2013/11/22) ・相続税対策のご相談、相続税で子供や孫に苦労させたくない(2012/11/04) ・不動産の相続税対策、土地を守ることはできないのか?(2012/07/18) ・相続税対策にアパート経営だけはしたくない(2012/04/23) ・不動産の相続税対策、日本の税理士にはノウハウがない(2012/04/10) ・相続税対策、不動産オーナーの悩み(2012/04/07) ・相続税対策にアパート・マンション経営は意味がない(2012/3/28) ・相続税の支払いのために不動産を売却したくない(2011/12/27) ・銀行が勧める相続税対策は意味がない(2011/10/25) ・日本の相続税対策の根本的な問題点(2011/10/14) ・相続税対策に借金をしてはいけない(2011/8/1) ・相続税対策にアパート経営は危険(2011/7/25) <