先日、相続税対策のご相談があったお客様にお会いしました。 詳しいお話を伺うと「可能な限りの相続税対策はすべて実行した」というお客様でした。 このような状況であるにも関わらず、なぜ税理士長嶋にご相談されるのでしょうか。 【お客様は先祖代々に渡りその地域を代表する地主さん】 お客様は、先祖代々に渡りその地域を代表する地主さんでした。 それほどの地主さんですので、当然のことながら顧問の税理士さんがおられます。 顧問の税理士さんの指導のもと、不動産管理会社を設立するなど、可能な限りの相続税対策を実行されてきたそうです。 そんなとき、税理士長嶋にご相談がありました。 お客様は税理士長嶋の価値観に共感されたそうです。 それは、弊社のサイトでご紹介をしている会社設立の経緯です。 会社案内|相続税対策の常識を変える税理士による新時代の相続税対策 お客様は、先祖代々に渡り引き継がれている土地を守っていくことがご自身に与えられた使命であるとお考えでした。 一般的な相続税対策といいますと、相続税の節税をすることを目的としています。 そのため、違和感をずっとお持ちだったそうです。 違和感を覚える理由として、お客様は次のようなことを考えておられました。 ・相続税を節税しても、「家」から現金が出ていくのは間違いないため、「家」の資産は確実に減る。 ・もし、相続税を払う現金がなければ土地を売らないといけない。 ・土地を売れば、先祖代々引き継がれている資産を守ることができない。 現実問題として、相続税を払うために土地をある程度手放さないといけない状況だったそうで、現在行っている相続税対策がベストな方法とは思っておらず、別の相続税対策の方法を探していたとのことでした。 「資産を守る」という価値観に初めて触れられ、ぜひ話を聞きたいとのことでした。 【日本の相続税対策では意味がない】 税理士長嶋が行う相続税対策の価値観は「資産を守る」ことにあります。 資産を守るというのはどのような意味なのか、一つ一つお客様にご説明しました。 お客様は初めてこのような価値観に触れられ、次のことをおっしゃいました。 「長嶋さんのホームページに書いてある意味がようやくわかりました、日本の相続税対策に意味がないというのも納得です」 そして、日本の相続税対策の問題点についてもよくご理解いただきましたので、土地を売らなくてもすむ「資産を守る」相続税対策をお客様と一緒に考えていきたいと思います。 【相続税対策参考ブログ】 ・相続税対策に不動産の有効活用は本当に効果があったのか? ・相続税対策にアパートを建てると本当に節税になるのか?(2016/09/27) ・相続税対策のご相談、相続税で子供や孫に苦労させたくない(2012/11/04) ・不動産の相続税対策、土地を守ることはできないのか?(2012/07/18) ・相続税対策にマンション経営は失敗だった(2012/05/09) ・日本の相続税対策では相続税の納税資金は確保できない(2012/04/29) ・相続税対策にアパート経営だけはしたくない(2012/04/23) ・不動産の相続税対策、日本の税理士にはノウハウがない(2012/04/10) ・相続税対策に不動産売却を勧める相続税専門税理士(2012/1/27) ・相続税の支払いのために不動産を売却したくない(2011/12/27)