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2014/04/19
プライベートバンクに口座開設しても相続税対策になるはずがない

先日、相続税対策のご相談があったお客様にお会いしてきました。
お客様は海外投資に興味があり、海外投資のセミナーに参加されたそうです。
そこで、次のようなことを聞かれたそうです。

「プライベートバンクに口座開設すれば相続税対策になる。」

相続税対策と資産運用が同時に行えるのであればとても魅力があるが、本当のことなのか。
お客様自身も興味半分、疑問半分というような感想をお持ちになったそうです。
そんなとき、税理士長嶋のホームページをご覧になり連絡をいただきました。

 

【プライベートバンクに口座開設しても相続税対策になるはずがない】
結論から申し上げると、プライベートバンクに口座開設しても相続税対策になりません。
繰り返しになりますが、相続税対策になるはずがありません。

このようなご質問は、不思議なことに少なくありません。

海外投資のセミナーを開いている口座開設仲介業者の営業トークなのかもしれませんが、ウソを言うのはよろしくないでしょう。

 

【プライベートバンクに口座開設できない残念な仲介業者もいる】
プライベートバンクに口座開設するよう勧誘しておいて、希望者を募り口座開設ツアーを企画したものの、口座開設を断られたという事例もあります。
わけのわからない仲介業者と関わることで、旅費も時間も無駄になることがありますので注意が必要です。

考え方によっては、口座開設できなかったことが幸運かもしれません。
その理由は、口座開設後、投資商品の勧誘をされないので、投資資金を奪われるということがないためです。
詐欺のような投資案件が混入していますので、本当に注意が必要です。

参考に、次の2つの相続税対策ブログをご紹介します。
・資産海外移転、海外投資クラブにご注意(2012/10/11)

・シンガポールプライベートバンク口座開設ツアーにご注意(2012/08/28)


 

【銀行自身が脱税指南するケースも】
プライベートバンクに口座開設すれば相続税対策になる。
銀行自身がこのような勧誘をして、脱税を勧めている事実もありますので注意が必要です。
銀行が脱税と節税の区別がつかないようでは話になりません。

参考に、2012年12月14日付の相続税対策ブログ「相続税対策と称して脱税指南をするクレディスイス」をご紹介します。

 

【相続税対策参考ブログ】
・スイス銀行(プライベートバンク)口座開設

・シンガポールプライベートバンク、ジャパンデスク閉鎖で金融難民続出(2017/06/25)

・相続税対策に海外財団法人は本当に効果があるのか?(2017/06/01)

・シンガポールプライベートバンカーの相続税対策に税務上問題あり(2017/05/27)

・スイス銀行口座開設、悪質な仲介業者にご注意(2016/10/05)

・スイス銀行、信頼できるプライベートバンカーの見分け方(2015/10/06)

・スイス銀行口座開設がネットワークビジネス化している!?(2015/03/30)

・スイス銀行を使いこなすにはノウハウが必要(2014/12/19)

・相続税を知らない弁護士がプライベートバンク口座開設を斡旋(2014/09/20)

・海外銀行の共同名義口座が相続税対策になるはずがない(2014/03/29)

・シンガポールに資産移転をしても相続税対策にならない(2013/12/16)

・スイスプライベートバンク口座開設、詐欺にご注意(2013/08/12)


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