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2012/07/03
相続税対策に加入した生命保険はまったく意味がなかった

先日、相続税対策のご相談があったお客様にお会いしてきました。
お客様は、アパートやマンションなど複数の賃貸不動産をお持ちで、顧問税理士さんの助言により不動産管理会社を設立して相続税対策を行っていました。
このような状況で、なぜ税理士長嶋にご相談されたのでしょうか。

 

【相続税の納税資金が貯まらない】
お客様のお話を伺うと「相続税の納税資金が不足している」とのことで、解決方法を探されていました。
お客様は次の悩みを抱えておられました。

・不動産管理会社を設立して相続税対策をしているが、相続税の納税資金が貯まらない
・もし、今すぐに相続があれば、自宅を売却することになるため、それだけは避けたい

お客様は銀行から借金をして賃貸マンションやアパートの経営を手広くされているため、ほぼすべての賃貸不動産に抵当が付いていました。
そのため、今すぐに売却できる不動産は抵当の付いていないご自宅しか残されていませんでした。

 

【不動産管理会社で加入している生命保険に問題あり】
顧問税理士さんの助言があるのになぜ相続税の納税資金が貯まらないのか、とても不思議に思いました。

税理士長嶋はお客様に次の質問をしてみました。
「今、相続税の納税資金を確保するために、どのようなことをされているのでしょうか」

すると、不動産管理会社で生命保険に加入されているとのことでした。
そこで、不動産管理会社で加入されている生命保険の証書を確認させていただくと、お客様が期待しているような現金がこの生命保険では作れないことがわかりました。

税理士長嶋は、次のことをお客様にお伝えしました。
「この生命保険では、お客様が予定している金額の半分程度しか現金を確保することができません」

現状でも相続税の納税資金が不足するにもかかわらず、さらに不足額が多くなるという税理士長嶋の言葉に、お客様はとても驚いておられました。

 

【不動産管理会社で加入している生命保険はすべて解約】
不動産管理会社で加入している生命保険の内容を、お客様はよくご理解されていなかったので、一つ一つご説明しました。
不動産管理会社で加入している生命保険に問題があったのですが、大きくは次の2点でした。
(1)生命保険の目的が、お客様の目的に合っていなかった
(2)顧問税理士さんが生命保険のことをあまりご存じではなかった

税理士長嶋の話が終わったころ、お客様は次のようにおっしゃいました。

「長嶋さんの話を聞いていると、不動産管理会社で加入している生命保険はまったく意味がないようです。すべて解約してしまったほうがまだマシかもしれません。」

お客様は、税理士長嶋が話したことを初めて聞かれたそうで、とても感激されました。
そこで、次のような嬉しいお言葉をいただきました。

「長嶋さんがおっしゃる方法であれば相続税の納税資金の問題は簡単に解決できそうです。顧問税理士を長嶋さんに変更しようと思います」


お客様自身、相続税に詳しい税理士を探されておられました。
今の顧問税理士さんは、残念ながら相続税についてあまり詳しくないと感じられたそうです。

お客様が満足されるような相続税対策を行っていきたいと思います。

 

【相続税対策参考ブログ】
・相続税対策に活用する生命保険

・相続税対策に不動産の有効活用は本当に効果があったのか?

・相続税対策にアパートを建てると本当に節税になるのか?(2016/09/27)

・相続税対策を税理士に相談することに限界を感じた(2012/06/22)

・相続税対策にマンション経営は失敗だった(2012/05/09)

・相続税対策にアパート経営だけはしたくない(2012/04/23)

・不動産の相続税対策、日本の税理士にはノウハウがない(2012/04/10)

・相続税の支払いのために不動産を売却したくない(2011/12/27)

・日本の相続税対策の根本的な問題点(2011/10/14)

不動産の相続税対策にこんな不満をお持ちではありませんか?