相続税対策専門の税理士が運営する
東京都渋谷区のコンサルティング会社です。

会社案内
代表者プロフィール
メディア出演・制作協力
不動産はご先祖からの預り物
不動産は時代遅れの対策
自社株対策の限界
自社株対策が簡単ではない理由
自社株の株価を引き下げる
自社株の株数を減らす
相続税の納税資金を確保する
医療法人対策の限界
海外移住は幼稚な節税対策
プライベートバンクの世界へ
養子縁組を利用した相続税対策はうまくいくのか?
高額所得者のための 所得税の節税
相続税対策ブログ
相続税対策ブログ

相続税対策ブログ

2012/02/23
HSBCはやはり日本から撤退したかった

HSBC(香港上海銀行)は2011年12月にプライベートバンキング部門をクレディスイスに売却することを発表しました。
これに続き、日本での事業として残されていた「HSBCプレミア」も停止することで、日本から撤退することが発表されました。

(日本経済新聞:2012年2月23日)
富裕層向けサービス、HSBCが日本撤退

英金融大手のHSBCは、日本で金融資産1000万円以上の顧客を対象に展開する金融サービス「HSBCプレミア」事業から事実上撤退する。
23日に新規の口座開設の受け付けを停止するほか、3月には運用商品の販売も取りやめる。
金融資産2億円以上の富裕層向けサービスはスイス金融大手のクレディ・スイスに売却することを既に決めている。




【HSBCはやはり日本から撤退したかった】
税理士長嶋の相続税対策ブログ2012年1月17日付けにおいて「HSBCを買収してもクレディスイスに期待できることは何もない」とご紹介をしておりました。

ご紹介の中で、
・HSBCは日本市場のリスクを感じている
・HSBCは日本から撤退したいが事業縮小の道しか選べなかった
という私見を述べさせていただいておりました。

こちらのご紹介から約1ヶ月後、HSBCは日本市場から撤退することになりました。

HSBCはいずれ日本から撤退するだろうとは予測しておりましたが、予想以上に早かったことに少々驚いています。

 

【HSBCプレミアの受け皿はなぜ現れなかったのか?】
HSBC日本撤退という発表の中で、一つ疑問があります。
なぜ、HSBCプレミアの受け皿が現れなかったのか?ということです。

HSBCプレミアは、預金預入額1000万円以上の顧客を対象に展開する金融サービスです。
銀行からすれば優良顧客であることは間違いないでしょう。
このような優良顧客を獲得できるチャンスであるにもかかわらず、どこの銀行も手を挙げなかった。

HSBCのプライベートバンキング部門を買収したクレディスイス。
同じような金融サービスを展開しているシティバンクやスタンダードチャータードさえも手を挙げなかった。

これはいったい何を意味するのでしょうか?

スイスやシンガポール、そして香港などのプライベートバンクに興味をお持ちのみなさま。
そして、その他の海外の銀行に興味をお持ちのみなさまは、この動きを理解する必要があると思います。

 

【HSBC香港口座開設ツアーにご注意】
HSBCの日本撤退という動きを受けて、HSBC香港への口座開設ツアーに関する情報が多く出てくることが予想されます。
税理士長嶋の相続税対策ブログ2012年2月3日付けにおいて「HSBC香港など海外銀行口座開設ツアーにご注意」とご紹介をしておりますので、参考になさってください。

 

【相続税対策参考ブログ】
・スイス銀行(プライベートバンク)口座開設

・海外銀行口座開設ツアーにだまされてHSBC香港に口座開設(2012/07/11)

・HSBC香港口座開設ツアー参加費用、夫婦で50万円!?(2012/07/14)

・スイス銀行口座開設、日本人プライベートバンカーに注意(2012/01/29)

・プライベートバンク口座開設セミナー・視察ツアーにご注意(2012/01/08)

相続税対策などこんなご不満やご希望をお持ちではありませんか?